現代ロシア軍を俯瞰する著、緊急発売

「プーチンの戦争」は、2000年にプーチンがロシア大統領に就任して以来、ロシアが関与してきた紛争を概観する書だ。
またそれだけではなく、プーチンがロシアの軍備を再構築し、傭兵から、西側勢力に対する執拗な情報戦を行う工作員に至るまで、さまざまな新しい能力を取り込んで拡大している点についても広く考察されている。
本書によって、若返ったロシア軍についての、戦場での成功と失敗に関する概略を、興味深く読むことができる。
　現在、西側諸国ではロシアに関するニュースが後を絶たない。プーチンが20年以上にわたって自国の軍隊をさまざまな紛争に巻き込んできた経緯と理由を理解するのに、今が絶好の機会だと言える。
ロシア軍の能力を解明し、その将来像を垣間見るのに、これほど適した書はない。